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【重要】攻防の意味とは何か ~レンジが起きるメカニズム②~



今回の記事は以下の記事の続編になっています。

あわせて、御一読ください。

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【重要】レンジが起きるメカニズム ~攻防とは何か~ - R's record (hatenadiary.com)

 

 

以前、レンジが起きるメカニズムとして攻防について取り上げた記事を書かせていただきましたが、昨日検証をしている中で思い違いをしている点があることに気が付いたので、再度攻防について考え直すためにこの記事を書いています。

 

攻防というのは意識される価格帯で起きる別の時間足との売りと買いの戦い。

 

この別の時間足というのがどこまで入ってくるのかについて今日は考えていきます。

 

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①攻防を考える意味

私はこれまで攻防を考える意味として、この価格帯は抜けていきやすいか、それとも反発されやすいかを判断するために行っていました。

 

しかし、検証していくうちに攻防の対象とする時間足をどんどん多くしていっていることに気づき、以前の考え方なら普通に勝てた箇所が勝てなくなっているなんてことが見受けられました。

 

例えば、どういった感じなのかといいますと、以前は日足レベルのラインで1時間足~日足の攻防を考えていたんですが、昨日の時点では1時間足~週足までの攻防を考えるようになっていたといった感じです。

 

ラインを抜けていくか、抜けないかを判断する際に長期足の流れを見ることは大事だとは思うのですが、ここで考える攻防はもっとシンプルにすべきなんじゃないかという風に思うわけです。

 

そうでないと見るべき時間足がどんどん増えていき、最終的にかなり複雑な攻防を考えることになり混乱するといった状態に陥りかねません。

 

 

②攻防の対象となる時間足の代表者を決める

①に書いている状況にならないためにどうすれば良いかと考えた結果、意識される価格帯に最も深く関わってくる時間足のみに絞って攻防を考えるといいんじゃないかという結論に至りました。

 

そもそも値動きというのは時間軸が大きい時間足の値動きに支配されています。

そのため、短期足の値動きの攻防は中期足の攻防として一括で見ることも可能になってくるわけです。

 

この各時間足の強弱関係を考えたときに攻防を考えるべき時間足は3つのみに絞られます。

 

それは、ラインが引ける時間足とその一段階下の時間足と一段階上の時間足です。

 

例えば、4時間足レベルでラインが引けている場合、攻防に直接かかわってくるのは1時間足と4時間足、日足になります。

 

ここで、なぜ日足よりも更に上の週足や月足は考えなくてよいのかと思った方が少なからずいらっしゃるかと思います。

 

確かに週足・月足は時間足の強弱関係では最強クラスになってくるのですが、デイトレードや中期トレードである場合、あくまでこれらの時間足の中の動きを見てトレードする形になるので、トレードする際の値動きに直接関わってくるかと考えた際に省略することが可能になります。

 

勿論、週足・月足の流れを知っておくことは大事であり、週足の動きが直接関わってくる場面もあるのですが、この場合は今回の記事では考えないことにします。

とは言っても、この記事を読み終わったときにはどういう時なのかわかるかと思いますが・・・。

 

 

③ブレイクされるラインとされないライン

これは実際に攻防を考えながらやった方が分かりやすいかと思いますので、例として4時間足で引けるラインを上げて考えてみましょう。

 

現在チャートが以下の条件下にあるものとします。

 

条件①

・日足で下降トレンド

・4時間足ラインに上から下に値動きが差し掛かっている(下降中)

・1時間足で下降トレンド

 

条件①のときの4時間足ラインでの攻防は「1時間足・日足売り VS 4時間足買い」の攻防になります。

この攻防の場合は見ての通り、売りの勢力に軍配が上がりますのでラインをブレイクしていく形となります。

しかし、ここで注意すべき点として一時1時間足でレンジを形成する可能性が高いです。

この条件下の場合では1時間足でレンジを形成した末に日足のトレンド方向にブレイクしていくという形になります。

 

条件②

・日足で下降トレンド

・4時間足ラインに上から下に値動きが差し掛かっている(下降中)

・4時間足ラインが1時間足で見たときに機能している

・1時間足で下降トレンド

 

次に条件②の場合を考えてみます。

条件①と違う点は、1時間足でも機能するか否かという点です。

1時間足でも機能する場合、1時間足トレーダーと4時間足トレーダーの注文が同時に集まってくる形となります。

つまり、この場合は「1時間足・4時間足買い VS 日足売り」になり、日足でトレンドが発生していても反発してくる可能性が高いです。

 

このように複数の時間足で機能するラインが引ける場合、一気に注文が集まりやすく、その結果長期足の流れを止める形になります。

 

 

昨日の検証は1日おいてのものだったのですが、やはり以前のやり方とずれてきている部分があり、今回はずれてきている部分をしっかり考え直すという記事になりました。

 

考えがあいまいな箇所は今回のように時間の経過とともにどうしてもズレが出てきてしまうので、しっかり検証していく中で自身でも気づかない曖昧な箇所を見つけ出して、リアルトレードに再度移る前にしっかりずれないよう固定しておきたいものですね。

 

それでは、この記事は以上になります。

最期まで読んで頂きありがとうございました。